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【北海道の昆布不漁】2024年は品薄・価格高騰 海水温上昇が原因?

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釧路・根室・阿寒・摩周

2024年の昆布が不漁と報道されていたけど、本当なのかしら?

昆布が不漁だとどんな影響があるの?

国内の昆布生産量の95%を占める北海道産の昆布ですが、2024年は記録的な不漁となることがわかりました。

北海道産昆布の2024年度の生産量は、1962年の統計開始以来初めて1万トンを割り込み、8862トンとなる見込み。

記録的な不漁の原因として、昨年8月や9月の海水温が高かったことが影響していると考えられています。この高温によって、昆布の根が枯れたり抜け落ちたりしたため、2024年の不漁につながっているようです。

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過去の北海道産昆布の生産量からみる記録的不漁

過去には1万トンをこえていた昆布の生産量も、年々減少の一途をたどっていましたが、2024年はついに1万トンを割り込む見込みです。また、生産量の減少にともない供給も少なくなることから、価格の上昇も懸念されています。

生産量実績【北海道】
(トン)
道内産昆布平均単価
(円/kg)
2015(H27)16,7631,265
2016(H28)14,5591,319
2017(H29)13,2601,525
2018(H30)15,1811,557
2019(R1)12,9211,638
2020(R2)12,8731,537
2021(R3)12,8161,346
2022(R4)10,9701,546
2023(R5)12,2451,620
2024(R6)8,862
北海道漁連の「昆布供給量推移」を元に作成

2024年の昆布の不漁の原因は?

2024年の昆布の生産量は、9年前の約半分、昨年の3分の2まで落ち込みました。その原因として、北海道周辺の海水温の上昇が原因と考えられています。

海水温は、昆布の成長に大きく影響すると言われており、10度から11度が成長に最適とされています。ところが、昨年の夏は北海道周辺の海水温が20度を超えることが多く、昆布に致命的なダメージを与えることとなりました。それによって、昆布が枯死もしくは衰弱したことに根が弱くなり、シケや強い流れで流されたとされています。

北海道産昆布の不漁による影響

昆布の不漁により、今年の冬は食卓に影響が出るかもしれません。

昆布は日本料理に欠かせない食材であり、特におでんや正月のおせち料理には必須。そのため、昆布不足は日本の食文化にも大きな影響を与える可能性があります。

また、この不漁は消費者にも影響を及ぼす可能性があり、小売価格が高騰するのではと言われています。

筆者のつぶやき

keimei
keimei

昆布の不漁は夏ごろから噂されていましたが、やはり今年は生産量が少ないようです。

冬はおでんやおせち料理で昆布の需要が高まるだけに、今後の昆布の生育状況が気になりますね。

この記事を書いた人

keimei
大阪府出身、北海道に移住して12年目。旅行が趣味で道内の様々な所に出没し、その情報を発信中。北海道の道の駅スタンプラリーを2018年から毎年完全制覇。

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