オンネトーの紅葉がキレイと聞いたけど、どこにあるのかしら?いつ頃が紅葉のピークになるのかな?
オンネトーは湖しかないのかな?近くの観光施設の情報が欲しいんだけど…
10月の北海道は各地で紅葉が見られますが、中でも「北海道三大秘湖」の一つ、オンネトーの紅葉はまさに神秘的!雌阿寒岳と阿寒富士が湖面に映り、赤や黄色に色づいた木々がグラデーションのように山から下りてくる様は、訪れた人を魅了します。
北海道内でも紅葉の名所と知られていますが、見頃の時期や野営場、温泉などの周辺施設について、私が実際に行って調べてきました!
オンネトー湖の紅葉が見頃になる時期は?
オンネトーの紅葉の見頃は10月中旬がベストだが…
私が実際に行ったのは2021年10月初旬。その頃でも十分見ごたえはありましたが、ピークまではあともう少しといった感じでした。例年、オンネトーの紅葉は10月中旬が見ごろと言われていますので、その時期に行くと素晴らしい紅葉が見られるでしょう。ただし、混雑は避けられませんが…。
オンネトーの紅葉は見たいけど、人がたくさんいるのはちょっと…
混雑を避けるなら、紅葉のピークを外すことをオススメします!
内陸性気候のオンネトーは、朝晩と日中の気温差が大きいため、最低気温が5℃前後を記録する9月下旬ころから色づき始めます。なので、駐車場の混雑や人込みが心配な方は9月下旬~10月上旬に行った方がいいですね!
紅葉を見る時間はいつ頃がいい?
オンネトー湖と雌阿寒岳、阿寒富士をセットで見たいなら、絶対に夕方(15時~16時頃)をおすすめします!なぜなら、太陽がしっかりと山に当たり順光となるから。また、10時~14時の日中は多くの人が訪れるため、駐車場に止められないこともあるためです。
また、気温が下がる日の出前(午前5時半~7時頃)には、湖面から「けあらし(気嵐)」が立つこともあり、オンネトーが幻想的な雰囲気に包まれます。早起きが得意な方には、早朝のオンネトーもぜひ見ていただきたい風景です。
オンネトーへの行き方は?アクセス方法を紹介!
オンネトーは阿寒摩周国立公園の一部で、阿寒湖とセットで観光する方が多いようです。阿寒湖からの距離は比較的近く、国道241号線、道道949号線を西へ約20km進むとオンネトーにたどり着きます。国道沿いに青看板も出ているので、迷うことはないと思いますが…。
帯広市側からなら道道664号線経由でもアクセスできますが、途中砂利道があるためあまりおすすめしません。車も汚れますし乗り心地も良くないので、帯広方面から来る場合も国道241号線を利用したほうがいいでしょう。
オンネトーの駐車場は?展望デッキの場所はどこ?
オンネトーに駐車場はありますが、駐車スペースが狭いためなかなか止められず、ウロウロしてしまう車も見られます。また、道幅が狭い上にツアーバスの往来もあるため、行き違いをすることができずに渋滞するケースもしばしば。
そういったことにならないように、あらかじめ駐車場の場所を把握しておいた方が無難ですね。オンネトーには複数駐車場がありますので、順に紹介していきましょう。
①オンネトー駐車場(約10台)
国道から道道949号線に入り、野中温泉を過ぎてから約1.8km進んだ地点にある駐車場。
10台ほど止められるスペースがあり、オンネトーの駐車場の中では広い部類に入ります。
オンネトー湖の北端にあたり、風の影響を受けにくいため湖面が揺れにくく、湖面に逆さに映る山を撮影するのにはベストな環境。さらに山に遮られているので日が昇るタイミングが最も遅く、日の出の瞬間を狙う方におすすめです。
②オンネトー展望デッキ駐車場(約10台)
①から350mほど進んだところにある駐車場。この駐車場のすぐ横には展望デッキがあります。
オンネトーの中ではもっともメジャーな駐車場ではありますが、展望デッキがあるため混雑しやすいのが難点。また、バスがここでツアー客をおろすため、時間帯によっては人込みになることもあるので要注意です。
駐車場としては10台ほど駐車できるスペースがありますが、車の往来が多い紅葉時期の日中は止めることが難しいかもしれません。
オンネトー展望台
展望デッキ付近から「オンネトー展望台」へと登る入り口があります。
ここから約30分ほど山道を登れば展望台に行くことはできますが、草木が伸びて視界が遮られてることに加えて湖も見えないため、わざわざ行く価値はないと言えるでしょう。
③オンネトー湯の滝駐車場(約20台)
②からさらに1.2km進んだところにある駐車場。公衆トイレが併設されています。
オンネトー湯の滝の入り口にあり、舗装はされていませんがかなり大きな駐車場です。ただし、湖畔から大きく離れているため、あまり利用する人はいないようです。
オンネトー湯の滝
オンネトー湯の滝駐車場から約2kmほど奥に歩いていくと、「オンネトー湯の滝」があります。
天然のマンガンが露出している珍しい滝ですが、上り勾配なうえに駐車場から往復すると1時間ほどかかってしまいます。滝もそれほど見ごたえがあるものではないので、時間のない人はパスしても問題ありません。
④その他の駐車スペース(3、4台)
駐車場とまではいきませんが、3,4台止めることができる駐車スペースが②と③の間に2か所あります。googlemapなどには出てこないため、穴場と言える場所です。特におすすめなのが②から約150mほど進んだ上の写真の場所。展望デッキにも歩いて行くことが可能です。
ここから湖畔に降りることができ、周りに遮るものがないため山々と空、湖を写真に収めるのに適しています。(アイキャッチ画像もここから撮影)
近くの野中温泉で日帰り入浴
観光した後はゆっくり温泉にでもつかりたいもの。周辺にはオンネトーから車で5分ほどのところに一軒宿の「野中温泉」があります。宿のそばを車で通るだけで硫黄のにおいがする火山性の泉質で、湯量豊富な源泉かけ流しの温泉は、観光客や雌阿寒岳の登山客に人気。宿泊のほか、日帰り入浴ももちろん可能です。
上の写真はなかなか雰囲気のある内湯。硫黄のにおいがかなり強めですが、体はポカポカに。シャワーやカランはなく、シャンプーや石鹸も常備されていないため、昔ながらの温泉の雰囲気を楽しめます。
露天風呂も併設されており、縁には湯の花がびっしり。硫黄成分の強さが目に見えてわかります。青白く濁って見えるのも硫黄成分のせいなのでしょうか?
オンネトー野営場でキャンプ、車中泊も可能
野中温泉の他にもオンネトーの湖畔には「オンネトー野営場」があり、キャンプや車中泊が可能です。「オンネトー付近で安く泊まりたい!」という方にはうってつけですよ。
ただ、雌阿寒岳登山の入り口にもなっており、登山客も多く宿泊するため早めの到着をおすすめします。(利用申し込み受付時間:16:00~19:00)
まとめ
このページでは、オンネトーの紅葉の見頃や駐車場や温泉などの周辺施設についてご紹介しました。
10月が見頃のオンネトーの紅葉。駐車場や施設は整備されていますが、紅葉シーズンになるとやはり観光客であふれてしまいますね。なるべく混雑に巻き込まれないよう、日にちや時間をちょっとずらしてみてはいかがでしょうか?
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