【冬の北海道旅行】おすすめの服装は?ユニクロやワークマンでもOK?

北海道生活

北海道の冬は本州よりも桁違いに寒いです。寒いというか、痛いというのが正しいのかもしれません。

特に風の強い日は最悪で、冷たい空気が顔に当たったり、服の隙間から入ってくるため余計に寒さを感じます。また、よく晴れた日は、放射冷却の影響で気温が-10℃以下になることも珍しくなく、「呼吸をすると肺が冷たく感じる」「まつ毛や鼻毛が凍る」なんてことも。

北海道に住んでいる人なら慣れれば何とかなりますが、本州から旅行に来た人にとっては異次元の世界。冬の北海道旅行は無謀なのか…?

keimei
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冬の北海道旅行は無謀ではありません!ちゃんと防寒対策をすれば大丈夫です!

本州出身で北海道在住10年の私が、本州の人でもできる防寒対策をお教えします!

こんな人におすすめ

・冬の北海道旅行のときの服装を知りたい
・防寒対策のおすすめのグッズの情報が知りたい
・ユニクロやワークマンでコーデしたい

北海道の冬の気温、積雪量、風速は?

どんな服装をしたらいいか考える前に、まずはあなたの住んでいる地域と北海道の気候の違いをしっかり理解しておきましょう。

北海道はとても広いため、地域によって大きく気候が異なります。積雪量は「日本海側」「太平洋側」「オホーツク海側」に分類できますが、気温はさらに海側(海洋性気候)と内陸(内陸性気候)で大きく変わります。さらに気温が高くても風によって体感気温が大きく変わるため、海沿いの地域は風も考慮に入れなければなりません。

札幌市(日本海側・海洋性気候)

北海道最大の都市、札幌。北海道の中では比較的暖かい方だと言われていますが、それでも1月、2月は氷点下10度近くまで下がることもあります。

日本海側なので積雪量も多く、ピークの2月は1メートルになることも。ただし、風はそれほど強くないので、しっかりと防寒すれば大丈夫です。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)16.48.72.0-0.40.44.511.7
平均最低気温(℃)8.01.6-4.0-6.4-6.2-2.43.4
最深積雪(cm)1154776958222
風速(m/s)3.43.43.23.33.43.84.2
気象庁 各種データ・資料より引用

旭川市(日本海側・内陸性気候)

北海道第二の都市でありながら、旭山動物園などがあるため観光客も多い旭川。内陸の盆地であるため、冬はかなり冷え込みます。

雪も比較的多く、屋外に出る場合はしっかりとした防寒対策が必要です。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)14.96.2-0.8-3.3-1.73.011.2
平均最低気温(℃)4.4-1.5-8.0-11.7-11.8-6.10.2
最深積雪(cm)2275872848233
風速(m/s)2.93.43.12.73.13.43.4
気象庁 各種データ・資料より引用

函館市(日本海側・海洋性気候)

函館山、五稜郭、湯の川温泉などなど言わずと知れた観光都市。北海道内の中では温暖であり、最高気温が氷点下になる「真冬日」になることは少ない地域です。

ただ、海沿いであるため風が強いときがあり、気温以上に寒さを感じることがあるため風対策をしっかりしましょう。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)17.110.03.20.91.85.812.0
平均最低気温(℃)7.81.8-3.6-6.0-5.7-2.22.8
最深積雪(cm)09223441281
風速(m/s)3.63.83.93.73.84.14.0
気象庁 各種データ・資料より引用

室蘭市(太平洋側・海洋性気候)

新日鉄などの工場が集積した工業都市。太平洋側であるため雪が少なく、気温もそれほど大きく下がらず、最低気温が-10℃以下に下がることは稀です。

注目したいのは風速。他の都市よりも風速が強く、10m/sを超えることも珍しくありません。風速1m/sにつき体感温度が1度下がると言われていますので、実際の気温から平均-5℃くらいを見込んでおいたほうが良いでしょう。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)16.19.32.90.61.04.610.1
平均最低気温(℃)9.83.5-1.8-4.0-4.0-1.33.0
最深積雪(cm)0291922183
風速(m/s)4.75.66.14.65.75.24.9
気象庁 各種データ・資料より引用

帯広市(太平洋側・内陸性気候)

食の宝庫である十勝地方の中心都市・帯広。風はそれほど強くありませんが、内陸性気候と放射冷却で朝晩は相当冷えます。-15℃以下になる日も普通にあるので早朝から出かける場合は防寒対策は必須。

ただ、「とかち晴れ」とよく言われるように冬の十勝は天気の良い日が多く、日中は太陽の温もりを感じることができます。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)15.98.41.0-1.5-0.24.812.2
平均最低気温(℃)5.3-1.1-8.9-13.0-12.0-5.40.8
最深積雪(cm)07365763579
風速(m/s)2.12.52.52.42.52.72.7
気象庁 各種データ・資料より引用

釧路市(太平洋側・海洋性気候)

海産物を求めてやってくる人が多い釧路。太平洋側であるため積雪量は少なく、晴れる日が多いのが特徴です。

最大の敵は風。海沿いであるためとにかく風が強い日が多いです。寒流の影響で気温も下がるため、なるべく肌を露出させないように服を選択する必要があります。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)15.18.92.5-0.2-0.13.38.0
平均最低気温(℃)6.1-0.3-7.0-9.8-9.4-4.20.7
最深積雪(cm)03172326235
風速(m/s)5.25.95.95.45.55.85.2
気象庁 各種データ・資料より引用

網走市(オホーツク海側・海洋性気候)

オホーツク海側の気候は、風向きによって天気が大きく変わります。西風が強い場合は晴天に恵まれることが多いですが、北向きに風が変化すると積雪が多くなります。

網走は海沿いであるため、風の影響を受けることが多いですが、室蘭や釧路ほど風は強くありません。1月2月は流氷の影響で内陸性気候に近くなり、気温がグッと下がります。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)15.07.60.7-2.2-2.02.39.1
平均最低気温(℃)7.00.4-6.0-8.9-9.6-4.90.6
最深積雪(cm)062946585216
風速(m/s)3.53.63.83.93.53.63.5
気象庁 各種データ・資料より引用

稚内市(日本海側・海洋性気候)

漁業が盛んな日本最北端の市、稚内。最北端ではありますが、海沿いであるため内陸地方ほど気温は下がらず、積雪量もとびぬけて多くはありません。

海沿いの都市であるため、やはり風が強いのがネック。冬は北海道の西側で低気圧が発達することが多く、その影響を強く受けるためです。

10月11月12月1月2月3月4月
平均最高気温(℃)14.16.30.0-2.4-2.01.67.4
平均最低気温(℃)8.41.3-4.2-6.4-6.7-3.11.8
最深積雪(cm)1153959645817
風速(m/s)4.65.05.05.04.74.74.7
気象庁 各種データ・資料より引用

屋外イベント(雪まつりなど)ではインナー必須

北海道の冬を過ごすにはインナーは必須です!特に下半身はズボン一枚ではとても寒さに耐えきれません。

特に雪まつりなど屋外の冬のイベントに参加する場合は、インナーは絶対に必要です。

ユニクロのインナーは定番「ヒートテック」

ユニクロでは定番の「ヒートテック」シリーズがインナーとして大活躍します。しかも「ヒートテック」「ヒートテックコットン(極暖)」「ヒートテックウルトラウォーム(超極暖)」と3種類あるので使い分けも可能。

keimei
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私の場合、屋外のイベントに参加する場合は「超極暖」、室内がメインの場合は「極暖」と使い分けています。

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ワークマンなら「メリノウール」

ワークマンが最近力を入れているのが「メリノウール」。インナーももちろん商品化されています。メリノウールとは羊毛の一種で、繊維が細い伸び縮みしやすい「メリノ種」の羊の毛を用いた製品です。

メリノウールの特徴は、毛が細くて絡み合うので暖かいにも関わらず通気性が良いこと。最近では、インナー以外でもブリーフや腹巻も商品化されているとか!

「乾燥肌でヒートテックが肌に合わない」などでお悩みの方は、こちらを試してみると良いかもしれませんね。

アウターは絶対にフード付きを選ぶべき!

冬は北海道のどの地域でも雪が降る可能性があります。北海道の雪はさらっと乾燥しているため、北海道在住の方は基本的に傘をささず、服についた雪を手で払うだけ。

ただ、頭に雪が積もると体温で雪が解け、髪の毛が濡れるのでちょっとやっかい。そのため、北海道ではフード付きのアウターが活躍します。

keimei
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雪が降ってきたら、フードをかぶって頭や耳を雪や冷たい風から守ります。暖かい日や屋内はフードを外せば問題なし!

keimei
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できれば首のあたりまでボタンやファスナーがあり、しっかりと顔回りを密閉できるものがいいです。風が強いとフードが取れちゃうので…

ユニクロの「ウルトラウォームハイブリッドダウンコート」がイイかも!

北海道の冬では、ユニクロのウルトラライトダウンを着ている人を良く見かけます。空気を多く含んで暖かいので良いのですが、北海道ではフード付きのウルトラライトダウンにするといいですね。

個人的には、スタイリッシュな「ハイブリッドダウンパーカ」や、防寒力の高い「ウルトラウォームハイブリッドダウンコート」がいいと思います!ウルトラライトダウンだと人と被るから嫌だ!という人はこちらをオススメしたいですね。

ワークマンではユニクロより安価なものも

ワークマンならユーロ アルティメットデュアルフーディーかフュージョンダウンモンスターパーカーが良さげ。5000円前後と安価で購入できるのも魅力です。

体温を逃さない防寒対策も必要

北海道の冬は、積もった雪から伝わってくる冷気と、冷たい風が肌に触れることで体感温度がぐんぐん下がります。そのため、肌の露出を極力減らし、いかに体温を逃がさないかがキーポイント!

防寒対策①手袋

冷たい風が吹くとまず冷えてくるのが手先。北海道の冬は手袋は欠かせません。

薄手の手袋だとまず役に立たないので、しっかりとした厚手の皮手袋か、ナイロン製の風を通さないものがオススメです。

防寒対策②靴下

12月下旬に降り積もった雪は、すぐには解けてくれません。1月、2月と最高気温でも0度付近の日が続くため、春先までずっと残り続けます(根雪【ねゆき】)。

そのため、冬場は雪の上を歩くことが多くなるのですが、薄い靴下だと足の裏から冷たさが伝わってきてどんどん体温が奪われます。靴下もなるべく厚手のものを履くことをオススメします。(2枚履きという手もある)

防寒対策③マフラー・ネックウォーマー

案外対策を忘れがちなのが首回り。しっかりと防寒対策したつもりでも、首付近から冷たい風が入ってくることがよくあります。

そういう時に活躍するのがマフラーやネックウォーマー。これがあるなしでも温かさが随分違いますよ。

防寒対策④耳あて・イヤーウォーマー

意外と活躍するのが耳あてやイヤーウォーマー。フード付きのアウターがあれば耳を寒さから守ることができますが、やはり多少の隙間風は入ってきます。

耳あてやイヤーウォーマーがあれば、耳元を完全防御できるので、耳が寒さで痛くなることもありません!また、最近では耳あての中にスピーカーが入っており、音楽を聴くことのできる商品もあります。

防寒対策⑤ニット帽

フード付きのアウターがあれば必須ではないですが、あると便利なニット帽。できれば耳まで覆えるものがあるとさらにイイです。

防寒対策⑥カイロ

服装でどうにでもならない場合は、カイロを買いましょう!コンビニでも売っているので、現地調達でも可能なはず。

貼るカイロを腰の上あたりに貼ると全身が温まります。足先が冷えやすいので、靴下に貼るカイロも使えば完璧。

冬の北海道のおすすめ観光スポット・アクティビティ

冬の北海道はとても寒いですが、その寒さによって作り出される幻想的な雪景色や流氷は、他の地域にはない自然現象。これらを見逃さないためのおすすめ観光スポットやアクティビティをご紹介!

観光船・観光列車

冬の観光名所を運航(運行)されるだけあって、北海道ならではの光景を目の当たりにすることができることが最大のメリット。繁忙期は混雑が予想されるため、早めの予約が無難です。

まとめ

ここでは、スニーカーでも冬の北海道を楽しめる場所や冬靴選びのポイントをご紹介しました。

Point

【冬の北海道旅行の服装】
 ・北海道の気候は地域差あり!真冬はー10℃以下になることも!
 ・気温が高くても風が強いと体感温度が下がり、寒く感じることも!
 ・
雪まつりなどの屋外イベントに参加の場合は絶対にインナー必要!
 ・雪対策として、アウターはフード付きを選択する!
 ・体温を逃さないように、手袋、マフラーなどで肌を露出させないこと!
 ・最後の手段はカイロ!現地調達でもOK!

北海道の寒さは体の芯まで冷える寒さです。温暖な地方から来る方は、特に防寒対策をしっかりしてきてくださいね!

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