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【SL冬の湿原号2025】時刻表・運転日・料金は?予約はいつから?予約ができないときはどうする?

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知床・北見・網走

夏は見渡す限り緑が広がる釧路湿原。それが冬になると一面銀世界が広がります。その中を黒煙を噴き上げながらSLが走る光景は、なんだかロマンを感じますね。

そのSLとは、冬の釧路湿原の観光に欠かせない「SL冬の湿原号」。JR北海道の中では唯一乗ることのできるSLですので、多くの方がこの列車に乗るため、または写真を撮るために釧路に訪れます。

「冬の釧路を満喫したい!」「SLに乗ってみたいけど、まずはどんな列車なのか知りたい!」という方へ、過去にこの列車に乗車した私が、真っ白の釧路湿原の中を走る「SL冬の湿原号」の魅力などをたっぷり紹介します!

こんな人におすすめ

・SL冬の湿原号がどんな列車なのかを知りたい
・SL冬の湿原号の運転日や時刻表、料金を知りたい
・SL冬の湿原号の予約の方法や、予約ができない時の対処法を知りたい

この記事を書いた人

keimei
大阪府出身、北海道に移住して12年目。旅行が趣味で道内の様々な所に出没し、その情報を発信中。北海道の道の駅スタンプラリーを2018年から毎年完全制覇。

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SL冬の湿原号の時刻表や運転日は?料金も気になる!

SL冬の湿原号は臨時列車であるため、時刻表や運転日はしっかり確認しておきましょう。主に1月から3月の週末に運転することが多いようです。

現在のところ、2025年の時刻表や運転日などの詳細は発表されていません。参考までに2024年の内容を掲載しています。

釧路湿原を縦断する釧路駅から標茶駅を走破!

SL「冬の湿原号」は、釧路駅から標茶駅を往復する冬限定の臨時列車。上の地図のとおり、釧路湿原国立公園を縦断する見どころいっぱいの釧網本線の釧路駅から標茶駅を走ります。

keimei
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国道が並走している区間ですが、鉄道は湿原のそばを走るので、車で走るより鉄道の方が景色を楽しめます!

時刻表・停車駅が10月18日に発表

2024年10月18日に2025年度の「SL冬の湿原号」の時刻表が発表されました!。時刻表は例年と大きく変わらないようですね。

駅名着発上り駅名着発下り
釧路11:05標茶14:00
東釧路11:12茅沼14:25
釧路湿原11:38塘路14:50(←5分程停車)
塘路11:58(←5分程停車)釧路湿原15:09
茅沼12:12東釧路15:35
標茶12:35釧路15:42
keimei
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途中の塘路駅では、列車の行き違いのため5分ほど停車します。この駅でホームに降りて、写真を撮ることもできますよ。ただし遅れていると停車時間も短くなります。

10月18日に運転日が判明!

2025年のSL冬の湿原号の運転日が10月18日に発表されました。今年も、週末や祝日を中心に33日間の運行予定となっています。

なお、冬の湿原号は全車指定席のため、乗車するには運賃に加えて指定席券が必要です。

運転日備考
1月18日(土)・19日(日)
24日(金)~26日(日)
31日(金)
5両編成・全車指定席
2月1日(土)~2日(日)
7日(金)~9日(日)
11日(火・祝)
14日(金)~16日(日)
21日(金)~24日(月・祝)
28日(金)
5両編成・全車指定席
3月1日(土)~2日(日)
7日(金)~9日(日)
13日(金)~16日(日)
20日(木・祝)~23日(日)
5両編成・全車指定席

乗車するには運賃+指定席料金が必要

また、2022年から座席指定料金が840円から倍の1,680円に値上げすることも発表されました。理由としては、今後2年間で客車改修や車両検査に捻出する費用のためとのこと。

keimei
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釧路→標茶のSL冬の湿原号の料金(大人)は、運賃+指定料金(1,290円+1,680円)で2,970円。ちょっとお高めですが、希少なSLに乗ることができると考えたら支払う価値アリ!

SL冬の湿原号の座席表は?おすすめの座席や予約方法も紹介!

2022年1月から「SL冬の湿原号」にリニューアルされた客車が投入されました!SLの雰囲気ももちろんいいですが、使われる客車も通常の列車とは違った趣がありますよ。

編成・座席表

「SL冬の湿原号」座席表(JR北海道公式ホームページより引用)

冬の湿原号の編成や座席表は上の図の通り。「釧路川側」と書かれている方面が、湿原の景色を間近で見ることのできる座席です。

ちなみに標茶行きの場合でも釧路行きの場合でも編成は全く変わりません。標茶行きではSLが先頭を引っ張ってすすみますが、釧路行きはSLが後ろから客車を押すような形で進むためです。

keimei
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行きも帰りも編成が変わらないので、「釧路川側」が見える座席は全く変わりません。

たんちょうカーのD席が一番おすすめ!

たんちょうカーの様子(JR北海道公式ホームページより引用)

釧路湿原の景色を見るならば、1号車・5号車のたんちょうカーのD席(釧路川側)が一番おすすめです!釧路湿原に座席が向いていること、大きな窓で雄大な景色を見ることができることがその理由。

ただし、1編成につきわずか24席しかありませんので、争奪戦は必至ですね…。

keimei
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真っ先に予約で埋まってしまう座席なので、予約はお早めに!可能ならば、平日が狙い目です。

カフェカーの奇数番号A席・D席が第二候補!

カフェカーの様子(JR北海道公式ホームページより引用)

カフェカーには車内販売カウンターがあり、車内にはストーブも併設されている、冬の湿原号の醍醐味が詰まった2号車。この車両の釧路川を向く窓側(奇数番号のA・D)が第二候補となります。

標茶行きではA席、釧路行きではD席が進行方向に向く座席となりますので、行先に合わせて座席を決めましょう!

keimei
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カフェカーのメニューについてはまだ詳細が発表されていませんので、判明したらこのページでご紹介します!

ストーブカーの奇数番号A・D席も候補に入れよう

ストーブカーの様子(JR北海道公式ホームページより引用)

たんちょうカー、カフェカーの座席を取れなくても、釧路川を向くストーブカーの窓側(奇数番号のA・D)でも十分楽しめます。

カフェカーと同じく、標茶行きではA席、釧路行きではD席がおすすめ。

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カフェカーにある車内販売でグッズなどを購入する予定のある方は、乗車したらすぐに買いに行きましょう!

SL冬の湿原号の座席の予約はいつから?

「SL冬の湿原号」は以前自由席がありましたが、現在はすべて指定席となっています。座席の予約は、他の列車と同様に乗車日の1か月前の10時からの発売です。北海道だけでなく、全国のみどりの窓口で購入可能。また、インターネット予約サイト「えきねっと」でも予約できます(無料会員登録が必要)。

えきねっと」では、「座席表(シートマップ)から選択する」で座席位置を細かく指定することが可能です。先ほどご紹介したおすすめの席が空いていたらラッキーですよ!

Information

●座席の予約は乗車日の1か月前の10時から
●全国のみどりの窓口、インターネット予約サイト「えきねっと」から予約可能
●「座席表(シートマップ)から選択する」を座席位置を指定可能

釧路川側の席に座ることができれば、以下の写真のような光景をみることができますよ!

茅沼駅での一枚。アクションカメラで撮影したためぼやけてしまいましたが、雪原の中にタンチョウが二羽。まるでSLの到着を待っていたかのようにたたずんでいました。

釧路川を下るカヌーにも遭遇。温かい車内から撮影してスミマセン。このアクティビティも北海道ならではですので、興味がある方はぜひ!

keimei
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車窓から釧路川を下るカヌーが見えたり、茅沼駅ではタンチョウが出迎えてくれたりと道東ならではの景色が楽しめますので、「釧路川側の窓側」の座席が絶対におすすめ!

「SL冬の湿原号」の魅力とは

冬にしか運行されない「SL冬の湿原号」。季節限定の列車であることもあって、多くの人がこの列車を目当てに釧路にやってきます。大勢の人を惹きつけるこの列車の魅力とは…。

希少な蒸気機関車(SL)で運行!

keimei
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一番の醍醐味は、蒸気機関車(SL)で運行されること煙や蒸気を噴き上げながら走る姿は圧巻!

焦げ臭い黒煙のにおいや「ピーッ」という甲高い汽笛の音、ゆっくりのんびり流れる景色、そしてスマートな車両が多い今の時代に反するゴツゴツした真っ黒な外見のSL。いわゆる昭和レトロな感じでちょっとタイムスリップした感覚になりますよね(笑)。

ハッキリ言って動き出しは遅いし、窓から煙の臭いが入ってくるし、乗り心地もイイとは言えません。それを追求するなら新幹線や特急列車に乗ってしまった方が体感できます。ただ、そんな列車にしか乗ることができなくなった今だから、SLに魅力を感じるのでしょう。

広大な大地とSL、とにかく写真映えする!

SL冬の湿原号は、日本で最大の湿原である釧路湿原を縦断する釧網本線を走ります。「ザ・北海道」と言わんばかりの広大な大地の中を走るSLは、まるで映画のワンシーンのよう。

例えば上の写真。これは「塘路・サルルン展望台」から撮影した一枚です。かなり遠くから撮影していますが、煙を上げながら走っているSLの存在感がありつつも、冬の北海道らしい光景が広がっているのが感じられます。

ちなみに上半分の白い部分は「塘路湖」で、湖が凍った上に雪が積もっています。湖上に小さく見えるものは「ワカサギ釣り」のテント。これも冬の風物詩ですね。

keimei
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すでに乗ったことのある人は、写真撮影にもトライしてみましょう!ただし、撮影するときには線路の中に立ち入る等、運行の妨げになることはやめてくださいね!

車内に懐かしのダルマストーブあり!

ぬくもりのある木をイメージしたこげ茶色の車内が、全体的に落ち着いた雰囲気を感じさせます。そしてなんといっても一番のレトロ感を出しているのは「ダルマストーブ」!!最近ではなかなかお目にかからなくなりましたが、この列車では現役です。

keimei
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このダルマストーブ、写真のように車内で購入したスルメをあぶることができます。(スルメによる私の失敗体験談は後述)

2号車のカフェカーでお買い物

2号車のカフェカーでは、冬の湿原号ならではのオリジナルグッズやランチボックス、デザートなどが売られています。私のねらい目は車内販売限定の「SL冬の湿原号プリン(360円)」でしたが、残念ながら売り切れでした…。

しかたなく、スルメ(800円)を買ってみました。そのスルメをダルマストーブであぶるためにしばらく放置しておいたら、客車全体にスルメの香ばしいにおいが…(汗)。

乗客
乗客

なんか焦げくさい臭いしない?

keimei
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(あ、スルメあぶっているの忘れてた…)

ストーブの座席からちょっと離れていたので、あわててスルメを回収。真っ黒にはなっておらず、ちょうどよいあぶり加減で一安心したのでした。

keimei
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ストーブから離れた席に座っている場合は、スルメの焼き過ぎにくれぐれも注意してくださいね!(汗)

観光列車といえば、流氷物語号もおすすめ!

北海道の冬の観光列車は「SL冬の湿原号」だけではありません!

流氷が敷き詰められたオホーツク海のすぐそばを走る「流氷物語号」もおすすめです!同じ釧網本線を走り、運行時期も比較的重なっているので、2日あればダブルで乗車も可能。

せっかく道東に来たのならば、乗車することを推奨します ^^

その他にも北海道には魅力的な冬のアクティビティがたくさんありますので、あなたにぴったりのものを探してみてくださいね。

まとめ

このページでは、「SL冬の湿原号」の魅力や予約方法、おすすめの座席などをご紹介しました。

Point

●「冬の湿原号」は希少なSLで運行!
● 1月~3月の土日祝日を中心に運転(1日1往復)!
●2022年から客車の一部が展望座席にリニューアル!
●乗車日の1か月前から予約開始!全席指定のため、指定席の取り合いは必至!
●おすすめの座席は湿原が見える窓側!タンチョウも見られるかも!

冬の釧路湿原観光には欠かせない「SL冬の湿原号」。ぜひとも乗りたい列車ですが、この列車に乗るためのツアーもあり、大人気のため希望する日の予約が取れないことも。早め早めの行動が必要ですね。

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