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【釧路市】JR釧路駅の高架化を含む再整備事業計画 釧路市長が住民投票検討

釧路・根室・阿寒・摩周

釧路市の鶴間秀典市長は、JR釧路駅高架化を含む再整備計画の是非を問う住民投票を検討しています。

現行計画では、高架駅舎下に歩行者専用道路とL字形のバス専用道路を整備する計画となっていますが、鶴間市長は災害時の迅速な避難などを理由に南北の直線道路への変更を主張。これによって計画変更されると、2029年度に予定されていた着工が遅れる懸念もあります。

そこで、高架下の道路をL字型か直線かを住民投票によって問う方向性を模索しているということになっています。市長が条例案を市議会に提出し、案が可決されれば実施可能となります。

釧路駅の高架化を含む再整備計画の住民投票の概要

Information

現行計画:高架化した駅舎の下に歩行者専用道路とL字形のバス専用道路を整備
市長の主張:
南北を直線で結ぶ車道と歩道への変更(昨年10月の市長選で)
主張理由:
災害時の迅速な避難など
計画変更の影響:2029年度にも予定する釧路駅の高架化等の着工が遅れる
住民投票までの流れ:
①市長が投票資格者などを盛り込んだ条例案を市議会に提出
②条例案が可決されれば住民投票が可能
③住民投票の結果で計画の見直しの必要性を判断

なぜ釧路駅の高架化が必要なのか

再整備事業計画のメインとなる、釧路駅の高架化が必要とされる主な理由は以下の通りです。以下の理由から、高架化は釧路市の交通・経済・防災の面で重要なプロジェクトとされています。

1. 交通渋滞の解消

現在の釧路駅周辺では、鉄道によって街が南北に分断されており、鉄道をまたぐ橋で交通渋滞を引き起こしています。高架化によって高架下を通る道路が増え、スムーズな道路交通を実現できます。

2. 安全性の向上

線路への立ち入り事故のリスクを低減し、歩行者や車両の安全性を向上させる効果があります。また、高架化によって駅周辺の防災対策も強化できます。

3. 都市機能の向上と街の一体化

鉄道によって南北に分断されている市街地を一体化し、回遊性を向上させることで、商業や観光の活性化につながります。

4. 公共交通機関の利便性向上

駅周辺にバス専用道路や歩行者専用道路を整備することで、公共交通の利用促進や利便性向上が期待できます。

5. 将来の発展に向けた基盤整備

都市の発展や人口減少を見据えた持続可能なまちづくりの一環として、駅の機能向上が求められています。

筆者のつぶやき

keimei
keimei

JR釧路駅高架化等の再整備計画の是非を問う住民投票は、釧路市の都市計画における転換点となると考えられます。特に、着工の遅れが経済や街づくりにどう影響するかは重要な論点となります。市政の意思決定プロセスがどう進むのか、今後の動向に注目したいところです。

この記事を書いた人

keimei
大阪府出身、北海道に移住して12年目。旅行が趣味で道内の様々な所に出没し、その情報を発信中。2024年12月に北海道観光マスター検定合格

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