12月18日15時ごろ、北海道根室市で市内に住む70代の男が銃刀法違反の現行犯で逮捕されました。
この男は、「北方領土問題で話がある」として、市内にある北海道根室振興局を訪れていました。その際に応対した職員が、容疑者が包丁を所持していることに気づき、警察に通報したとのことです。
通報を受けた警察官が駆け付けたところ、包丁を持った人物がいたため、銃刀法違反の容疑で現行犯逮捕となりました。
根室振興局に侵入した刃物男逮捕の内容
この事件の概要は、容疑者である男が「北方領土問題で話がある」として根室振興局を訪問した際に、刃渡り10センチ以上の文化包丁を所持していたことから、現行犯逮捕となりました。
関係者によると、振興局の職員が男から話を聞くため、北方領土対策室近くの懇談室にこの男と入ったところ、包丁を持っていたことから室内に閉じ込めたとのことです。
警察によると、男は包丁を突き付けたりなどはせず、駆け付けた警察官に取り押さえられ、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕したということです。けが人などはいませんでしたが、現場は一時騒然となりました。
男は警察の調べに対して、「刃物を持って入ったのは間違いない」と容疑を認めています。
振興局とは
振興局は行政機関の一つで、地域の広域的な課題に取り組むための地方事務所であり、以下のような役割を担っています。
●地域振興:地域の経済や文化の発展を促進するための施策を実施
●行政サービスの提供:地元住民に対して、各種行政手続きや相談窓口を提供
●市町村との連携:地域の市町村と協力し、地域のニーズに応じた政策を展開
特に、北海道では行政区域が広範囲に及ぶため、拠点となる地方都市(旭川や函館など)に振興局を設置し、地域の隅々まで行政サービスが行き渡るようにしています。
筆者のつぶやき
12月18日15時頃に、根室振興局に刃物を持った男が現れ、現行犯逮捕されました。行政機関へのクレームが目的かと思われますが、対応した職員の冷静な判断により、大事にならずに済みました。
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