PR

【ノロッコ号廃止】JR北海道が2025年度で運行終了と発表 車両老朽化のため

釧路・根室・阿寒・摩周

JR北海道は、春から秋にかけて釧網本線で運行している「くしろ湿原ノロッコ号」を、2025年度を最後に運行を終了すると発表しました。

くしろ湿原ノロッコ号は、1989年から運行を開始し、釧路湿原の美しい自然風景を見ることができる観光列車として人気となっていました。しかし、使用している客車やけん引する機関車は40年以上が経過し、修理部品の生産中止も相次いでいることから、廃止に踏み切ったようです。

また、同じくノロッコ号を運行している富良野線の「美瑛・富良野ノロッコ号」も同様に来年度に運行終了となります。

今後の計画についてJR北海道は、後継となる新しい観光列車である「赤い星」と「青い星」の運行を2026年度から開始する予定としています。

くしろ湿原ノロッコ号の廃止・運行終了の概要

Information

列車名:くしろ湿原ノロッコ号
運行終了時期:2025年度
運行終了理由:機関車・車両の老朽化および部品の生産中止
運行時期4月下旬~10月上旬
運行区間釧網本線 釧路駅~塘路駅
後継:赤い星(2026年から運行開始予定)
URL:JR北海道 – Hokkaido Railway Company

ノロッコ号に代わる観光列車「赤い星」「青い星」とは

出典:JR北海道

JR北海道は、ノロッコ号に代わる新たな観光列車「赤い星」「青い星」を2026年度から運行する計画であると発表しました。

列車の概要

「赤い星」「青い星」は既存のキハ143形一般形気動車を改造して制作されています。車両デザインは水戸岡鋭治氏が手がけており、北海道の自然や文化を反映した仕様が特徴となっています。

「赤い星」「青い星」共通仕様

木材を多数使用(一部に北海道産材の使用を検討)
展望室に大開口の窓を設置

「赤い星」編成の特徴

北海道開拓使のシンボル「赤星」をイメージ
定員は100名程度
座席タイプは個室・セミコパートメント・ボックス席など
座席以外の設備としてラウンジ、茶室、展望室なども設置
主に釧網本線での運行

「青い星」編成の特長

「ラベンター」「青い池」をイメージ
定員は200名程度
全車両に展望室・荷棚・大型荷物置場を設置
主に富良野線での運行

運行スケジュールの予定

具体的な運用方法はまだ発表されていませんが、大まかな運行時期とルートについては、下記の予定になるとしています。

「赤い星」編成

4月下旬~7月中旬:釧網本線(釧路~知床斜里間)
7月下旬~11月上旬:旅行会社主催ツアーの貸切列車
1月下旬~3月上旬:札幌~網走間

「青い星」編成

6月上旬~9月中旬:富良野線(旭川・美瑛~富良野間)
1月下旬~3月上旬:釧網本線(網走~知床斜里間)

観光列車「赤い星」「青い星」のビジョン

地域との連携による「この列車でしか体験できないコト」の創造
「生涯心に残る鉄道の旅」の提供
乗客、地域、鉄道事業者の「走らせることで関わるすべての方がメリットを享受し、元気になれる列車」を目指す

JR北海道 ホームページ・お知らせ

筆者のつぶやき

keimei
keimei

観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が、機関車や車両の老朽化を理由に2025年度を最後に運行を取りやめます。

代わりに現在車両改造中の観光列車「赤い星」が、釧網本線で運行されることが発表されました。どんな列車になるか楽しみですね!

この記事を書いた人

keimei
大阪府出身、北海道に移住して12年目。旅行が趣味で道内の様々な所に出没し、その情報を発信中。2024年12月に北海道観光マスター検定合格

コメント

タイトルとURLをコピーしました