夏に2泊3日で釧路周辺を観光する予定だけど、おすすめの観光スポットはどこなのかしら?せっかくだから旬のおいしいものも食べたいな。
うだるような暑さがうそのような、夏でも気温が20℃前後と日本有数の避暑地である釧路。また、海に面してるため、魚介類などのグルメも豊富です。
釧路地域の中でも釧路湿原、阿寒湖、摩周湖は人気の観光地ですが、実際にはかなり距離が離れており、はじめて観光する人にとっては時間が気になるところ。
釧路市内から阿寒湖や摩周湖まで約80km離れており、車でも1時間半~2時間ほどかかります。
そこで、釧路の日帰り旅行圏内に在住している私が、2泊3日で釧路地域を存分に楽しめるモデルコースをご紹介します!
釧路への行き方・アクセス
釧路に行くには飛行機で「釧路空港」を利用するか、「札幌」または「新千歳空港(南千歳駅乗換)」からJR特急「おおぞら」で釧路駅に行く方法が一般的。釧路空港から釧路市街地までは、車で約30分、バスで1時間ほどです。
釧路空港を利用
飛行機かJR、どちらを利用するか悩みどころですが、飛行機で釧路空港に行った方が観光する時間がたっぷりとれます。あなたの住んでいるところの近くの空港から釧路までの直行便があれば、第一選択はこちらになるでしょう。
近くの空港から釧路空港行きの飛行機が無い場合、飛行機の乗り継ぎを活用する手があります。同一の航空会社なら乗り継ぎ運賃(ANAならバリュートランジット)が設定されているので利用するのもアリ。
JR特急「おおぞら」を利用
札幌から南千歳を経由して釧路まで、JRでも行くことができます。飛行機が苦手な方や飛行機の予約が取れなかった場合には、こちらも選択肢に入れておくことも考えましょう。
新千歳空港から利用する場合には、南千歳駅まで快速「エアポート」に乗車し、そこで「おおぞら」に乗り換えることになります。「おおぞら」の時刻表はこちらから。
札幌~釧路を走る「おおぞら」は1日6往復。南千歳から乗車する場合は、指定席を取っておいた方が無難です。
「おおぞら」を利用すると、札幌から釧路まで4時間~4時間半、南千歳から釧路まで3時間半~4時間ほどかかります。飛行機の2倍の時間がかかると考えておきましょう。
レンタカーを借りる
釧路空港には、空港駐車場の向かい側にレンタカー会社があるので、すぐに借りることが可能。釧路駅前にもレンタカー会社が数社あるので、レンタカーを借りるには困らないでしょう。
夏の繁忙期は、レンタカーの需要が多くなるので、早めに予約しておきましょう!
2泊3日釧路観光モデルコース
2泊3日でめぐる、釧路周辺の観光モデルコースをご案内!
1日目
1日目は、釧路空港から釧路周辺の観光名所を巡るコースです。午前中に到着する場合と、午後になる場合の2パターンでコースを作成しています。
- 9:30
(14:00)釧路空港空港でレンタカーを借りて、いざ釧路観光へGO!
- 9:45
(14:15)特別天然記念物のタンチョウヅルが飼育されている公園で、一年中タンチョウヅルを観察することができます。人工ふ化も行っており、4月~6月にはヒナや幼鳥がいることも。(入館料:大人480円・小中学生110円)
- 11:15
(15:30) - 13:00
(-) - 15:00
(17:00) - 17:00
(18:00)世界三大夕日のひとつとして数えられる釧路。その夕日スポットとして有名なのが幣舞橋です。天気が良ければ、美しい夕日と橋のシルエットを見ることができます。
- 17:30
(18:30)釧路市内のホテル幣舞橋付近には居酒屋や食事処などが多いので、夜ご飯をホテル以外で楽しみたい方は、ホテルの立地も確認しておきましょう!
2日目
2日目は、釧路市内からの摩周湖を含む観光名所を巡り、阿寒湖に到達するコースです。
- -
(8:00)和商市場(朝食)1日目で和商市場に行けなかった場合は、朝食で勝手丼を楽しみましょう!釧路川沿いには遊歩道があるので、散策してみるのもいいかも。
- 9:30釧路市内のホテル
ホテルを出発!
- 10:15
釧路湿原の東側に位置する、湿原を一望できる展望台。曲がりくねった釧路川、遠くには雄阿寒岳、雌阿寒岳を望むことができ、湿原の雄大さを体感できます。
keimei展望台手前には細岡ビジターズラウンジがあり、ちょっとした喫茶コーナーがあります。展望台までは少し歩くので、お帰りの休憩にはうってつけ。
- 11:30
一年中食べられることで有名な厚岸産の牡蠣。道の駅内の食事処では、生牡蠣から蒸し牡蠣まで、さまざまな方法で調理された牡蠣を楽しめます。
keimei「オイスターバール ピトレスク」では、厚岸名産のブランド牡蠣「カキえもん」「マルえもん」「弁天カキ」の食べ比べができるメニューあり。
keimei近年、厚岸ではウイスキー蒸留所が建設され、厚岸産のウイスキーはブランドとしても確立されています。お土産品でもなかなか手に入らないものだとか…
- 13:45
広々とした大地を体感できる「360°のパノラマ」がウリの展望台。敷地内にはキャンプ場やレストランがあり、バーベキューも楽しむことができます。
keimei近くに牧場があるので、放牧している牛が見られるかも。まさにザ・北海道な景色が広がります。
- 14:45
日本一の透明度を誇る摩周湖を見下ろすことのできる展望台。併設されている摩周湖カムイテラスにはお土産屋と軽食コーナーがあるので、ソフトクリームを片手に景色を見ながらのんびりしてみては?
keimei摩周湖第一展望台の駐車場は、5月~10月は有料(乗用車500円、バイク200円)となります。なお、硫黄山駐車場との共通券となっているので、ついでに硫黄山にも行ってみましょう!
keimei「摩周湖カムイテラス」は、2022年7月にリニューアルオープンばかりの新しい施設。夜には満天の星空が広がるスポットとして売り出し中です。
- 16:00
山肌から噴煙が立ちのぼる、大地の鼓動を間近で感じることのできる活火山。周囲には硫黄の臭いが立ち込め、迫力満点の観光施設です。
keimei硫黄山周辺には、6月に花を咲かせるエゾイソツヅジの群生が見られる「つつじヶ原探勝路」があります。駐車場から1.5kmほど離れていますが、時間がある方は是非!
- 18:00阿寒湖周辺のホテル
阿寒湖では、夜にカムイルミナ(阿寒湖の森ナイトウォーク)、ロストカムイなどのイベントも実施。時間があれば参加してみるのもいいかも。
3日目
3日目は、阿寒湖周辺を観光し、釧路空港まで戻るコースです。阿寒湖から釧路空港までは1時間程度なので、お帰りの飛行機に合わせて時間の調整も可能。
他のおすすめスポット(3泊4日以上の場合など)
2泊3日の内容では物足りない!という方、3泊4日以上滞在する予定の方のために他のおすすめスポットもご紹介します。
くしろ湿原ノロッコ号
釧路湿原沿いを走る観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」。4月下旬から10月上旬まで運行されている季節列車ですが、繁忙期の7月下旬から8月は本数を増やして運行しています。
指定席の客車は、観光列車らしく木のぬくもりを感じる座席で構成されており、特別感のある車両となっています。
窓の開閉も自由にできるので、夏の涼しげな釧路湿原の風を感じられますよ♪
美幌峠
日本一のカルデラ湖の屈斜路湖を眼下に眺めることができる、標高525mの峠。展望台や道の駅もあり、素晴らしい景観・パノラマが見られることから、立ち寄る人も多い観光名所。
特に6月~10月の間は霧が発生しやすいこともあり、早朝には雲海が見られることも!
屈斜路湖 砂湯
屈斜路湖畔の砂湯は、砂浜を掘ると温泉が湧き出てくる景勝地。親子連れの観光客も多く、観光バスも立ち寄る観光地となっています。
まとめ
ここでは、2泊3日でめぐる釧路、摩周湖、阿寒湖のモデルコースをご紹介しました。
釧路市内は夏も最高気温が20℃から25℃と涼しく、本州に比べるとずっと過ごしやすい気候です。ただ、内陸部の阿寒湖周辺は気温が30℃近くになることもあるので、すぐに来たり脱いだりできる羽織るものがると重宝しますよ。
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